David Tamaoka
ハワイ出身の日系3世シンガー・ソング・ライター。ジャック・ジョンソンが主催する2006年のコクア・ミュージック・フェスティ バルで 行なわれたBMIのコンテストにて、最優秀シンガーソングライター賞を受賞。この受賞により一気に音楽業界から注目される ようになる。 アイランド・スタイルのメローでしっとりとしたサウンドに、少し物悲しい気な、トレイシー・チャップマンを彷彿と させる美しい歌声 が詰め込まれた本作は、デビュー・アルバムでありながらグラミー賞受賞経験もある、チャールズ・ブロットマン をプロデューサーに迎えて制作された。
1981年生まれのタマオカは、オアフ島で高校在学中にベースを弾き始め、卒業後、自身のルーツであるカウアイ島に移り住む。カウアイ島は タマオカの祖父母が働いていた「ケインフィールド」(サトウキビ畑)が広がる島でもある。そこでオルタナティブ・ ロックバンド、ペニーレーンを結成しリード・シンガーを務めていたが、注目を浴びることなく05年に解散。しかしタマオカは、自分の祖父母 が働いた「ケインフィールド」に、そして今、幸せに音楽活動が出来る自分が居るのもそう言った祖父母の過酷な労 働の上に成り立っている、 と言う自身のルーツにインスパイアーされて、ソロ・アーティストとしてのフル・アルバム(本作)の原型を完成させたのだ。
オアフ島に戻ったタマオカは、プロデューサー、チャールズ・ブロットマンとフックアップし、彼のハワイ島にある”Lava Tracks Studio“で、彼の先祖に捧げるアルバム、”Canefield Hero”(原題)のレコーディングを開始。前述の通り、BMIコンテストのウィナーになった後には、Jason Mraz, 311, New Found Glory, Yellow Card, Underoath, Rise Against, Blink 182, Mae, Hoobastank, Hot Hot Heat, Matt Costaなどなど、多くの大物達とステージを共にもした。 独特で美しい歌声は、ジェイソン・ムラーズ、ジョン・メイヤー、ジャスティン・ノズカ、ジャック・ジョンソンなどと比較されることが 多いが、オリジナリティ溢れる、聴く人を問わない声質だ。地元ハワイでは、 「ジャック・ジョンソン以来の大物の登場」と して話題を呼び、地元の新聞などのメディアでは大きく取り上げられ大注目されている